韓国スタディツアー 報告書  3C 西尾 彩良
今回の韓国スタディツアーは毎日がとても充実していて、韓国の歴史を学ぶ機会がたくさんありました。1日目はソウルで韓国の王宮を見て歴史を感じたり、よくニュースで流れている慰安婦像を実際にこの目でみて感銘を受けたり、初日からたくさんの刺激を受けました。

その後は、とても賑わっている明洞に行き、買い物をしました。明洞を歩いているとお店の人の勧誘が多く、たくさんの人がとてもナチュラルに日本語で話しかけてくるのでとても面白かったです。

2日目は、北九州高専の方々と合流し歴史の博物館をみたり、韓国の3大パン屋さんの一つであるところのパンを食べながら、チョンジュに向かいました。歴史の博物館ではとても残酷な様子が描かれていて、胸が苦しかったです。どの国も、自国が悪い歴史は自国ではあまり教えられないので私も日本がどんな悪いことをしたのかあまり知らなかったので今回でたくさん知れてとてもいい経験になりました。チョンジュに着いてからは最初にビビンバ体験を行いました。4人班に分かれて現地の人のお手本を見てから手分けして作りました。とても美味しかったし、ご飯の上にのせる具材の配置もきちんと決まっていることを知りました。

そしてついに北九州高専の方とごちゃ混ぜにした3泊する韓屋村での部屋割りの発表がありました。私は、北九州高専の1つ下の女の子と2人部屋でした。発表された時は、初対面の子と2人だったので緊張したし不安でしたが2日目の時には緊張も不安もなく、たくさん喋って仲良くなり同じ部屋で良かったなと思いました。

2日目の夜には、夜市のような場所に行き、甘辛なタレをからめたチキンを食べました。美味しかったですが、やはり韓国のピリ辛や甘辛などと言われているものは日本人からしたら辛いんだなと実感しました。3日目には、チョンジュを散策し、茶道体験と木版体験、そしてメインイベントの韓国学生との交流がありました。茶道体験では、韓服をきて韓国の茶道や、挨拶の仕方を体験しました。韓国のお茶は、とても美味しくほっとしました。



韓国学生との初めての交流では、自己紹介の後、6班に分けて韓国と日本と言われたら何かそれぞれ思いつくことをできるだけ多く書き、そこからまた何が連想されるか連想ゲームのようなものをしてから韓国学生は韓国、日本学生は日本の1日ツアーのプランを立て発表しました。その後はみんなでナムルクッパを食べに行きました。ナムルクッパは辛くなく、また私はナムルが大好きなのでとても美味しかったです。

4日目は、全州大学の見学をしました。大学内はバス移動をしないといけないくらいとても広くて、気分が上がりました。

見学の後は、2回目の韓国学生との交流がありました。そこでは、明石高専、北九州高専、韓国学生がそれぞれの学校について発表しあう場でした。韓国学生と交流するのはこの日が最後だったので、思いっきり楽しもうと思い、夜には、韓国学生と北九州高専と明石高専の何人かで、ローラースケートをしに行きました。すると、ローラースケートの分の代金しか払っていないのに、お店の人が、日本人だから、サービスでローラースケート以外でも遊んでいいよと言ってくれて、貸切状態のような感じで、車に乗って運転するゲームをしたり、アーチェリーやVR体験もしました。

そして、とうとう韓国学生とお別れの時間。宿舎に着いたのは、夜の11時前。まだまだ一緒にいたい気持ちをお互いに共有し合いました。韓国学生は本当に優しく面白
く、日本語が上手で、今、日韓はいい関係と言えない中で仲良くなれて、やはりそういった問題は政治の中
の問題であって一人一人はそんなことないんだなと思いました。
5日目は、韓屋村もチェックアウトし、製紙工場をみてから釜山に向かいました。製紙工場では、実際自分で製紙作りを体験しました。韓紙や半紙はどうやってできているか知らなかったので、今回体験して、こうやって作られているんだとまた新しい知識が増えました。

それから、釜山に向かうバスの中で釜山の映画を観ました。それは、戦争で離れ離れになったお父さんと妹を何年もの月日を経て、お父さんとは会えなかったものの、妹とは再会できたお話でした。私はもともと戦争のお話に興味があったのでとても見入ってしまい、感動しました。釜山に着いてからは、釜山の歴史が描かれた博物館に行きました。韓国には、そういった歴史の博物館が多く、どこも日本のことをやはりあまりいいようには描かれていないので、そのような歴史を学ぶ韓国人からしたら日本にあまりいいイメージがないのも分かるなと思いました。5日目の夕方から、最終日の昼までは完全な自由行動でした。5日目の夜ご飯が韓国での最後の夜ご飯だったので、釜山で有名なリミョンという冷麺のようなものを食べました。韓国に来てから、トッポギや、クッパ、カムジャタンなどこってりしたものをばかり食べていたので、久しぶりにあっさりしたものを食べた感じがして美味しかったです。また、釜山にも明洞のようなお店がたくさん並んでいるところがあり、そこでたくさんのお土産を買いました。


韓国にきてから5日間、遅寝早起き状態だったので、最終日は疲れがたまっていたのか朝の9時になってもまだホテルでごろごろしていたのですが、一緒の部屋で泊まっていた子と、韓国に来てこんな時間までごろごろするのはもったいないとなり用意を始めて、釜山をみてまわりました。私たちより北九州高専の方が飛行機の時間が早かったので、ホテルのロビーで韓屋村で一緒に過ごした子や、仲良くなった子と手を振りお別れをしました。自由な時間をたくさん過ごし、私たちも空港に向かう時間になりました。釜山から関空はとても近く、1時間半もかからずに着きすぐ三ノ宮行きのバスに乗らないといけなかったので、釜山空港に着いてから家に帰るまではとても一瞬でした。家に着いてからは、家族のみんなに韓国で過ごした6日間であったことをたくさん話しました。

今回の研修では昔、日韓の中で何があったのかを学ぶことができたし、韓国人の優しさを身に染みて感じることができました。本当に短い期間でしたが、北九州高専の方とも韓国学生の方ともSNSを交換したので、連絡をとりあったりして、今回会うことができたのもなにかの縁だと思い、これからもずっと大切にしていきたいと思います。



コメント

  1. 隣国の友人が出来たこと、そして自らの視点で韓国をじっくりと語っていることに感銘を覚えます。1年経ちましたが、フィリピンや韓国の友人とは連絡を取っていますか?持ち前の好奇心でさらに前に前に進んでいってください。
    グローバルエンジニアとしてのさらなる成長を期待しています。

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