報告書 A1416 國塩侑加

こんにちは、5Aの國塩です。
5年生になってしまいました…本当に遅れてすみません…

報告書をあげる前に一つ。
微力ながら、何かに挑戦することを悩んでいる人へ。




私がこの研修に参加しようと思ったのは、「行きたい」と思ったからです。
いや、すごく当然なことなのですが、それについてここで少し触れてみようと思います。

中学の頃から韓国ドラマや音楽にハマって、ずっとずっと韓国という国に憧れを抱いていました。「いつか行こう、必ず行かなきゃ」という考えは常に持っていて、「韓国」という単語にはとても敏感だったものです。

そんなとき春期海外研修で、このツアーが初めて組まれたのでした。

しかし案内をよく見ると、「対象学年:123年生」と書いてありました。
当時4年生になる私は、喜びも束の間、「諦めよう」と思いました。
諦めようとするとすごく悲しくなって、自分自身を説得するように、

ー受験に専念した方がいいのではないか。
ー下級生の中に4年生1人が入って、うまくやっていけるのだろうか。
ーいつか、いける日が来たら、その時行けばいい。

など、あらゆる言い訳が浮かんで来ました。
それと共に、

+でも今、行かなかったらきっと後悔する
+どこで人生の終わりがやって来るかもわからないのに、「いつか」なんてあるのか?

そんな引っかかりが、心のどこかでは拭いきれませんでした。
だから、駄目で元々でもいいから、一度お願いしてみようと、学校にメールしたのです。

すると気にしすぎていたのか、有難いことに受け入れていただきました。
最上級生として、不安だったリーダーの役割もなんとか無事に果たし、こうして念願の韓国研修を終え、報告書を書いています。

何が言いたいのかというと。
私もこのことを、とあるお世話になった方から聞いてすごく共感したのですが、
やりたいと思ったら、向こう見ずでもいいから、やってみるのが一番だと思うのです。

例えば留学でいうと、この海外研修に行きたい!と思ったとして、
でも自分は英語ができないし、もうちょっと英語が上達してからにしよう、準備とか大変そうだなぁ、って先延ばしにして、芽生えた興味を無いものにしてしまったら、すごく勿体無いなと思うのです。
とにかくやりたいと思ったことを、とことんやってみる方が、きっと後から見たら、自分にとって近道になっているはず、って思ってもらえたらいいなと。そう思います。



拙い言葉で申し訳ありません。

でも、いつでもチャレンジしてほしいし、私自身もそうでありたいと思います。
自分の今後のためにも書かせていただきました。失礼しました。


では報告書を掲載させていただきます。
みんなよりすごく遅い掲載になってしまいました。ご迷惑おかけします。

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韓国ジョイントスタディツアー報告

2018/03/16~2018/03/21

韓国の人々の思い
研修初日、人口の1/3が暮らすといわれる首都ソウルを訪れました。

多くの情報が発信され、錯綜する、若者の活気に満ちた明洞。
ここでは日本でもニュースで見ることの多い軍人慰安婦像を実際に見ることができます。
周りには大使館や刑務所などの警備の目が光り、側には像を守るかのようにテントが置かれ、中で女性たちが作業をしているようでした。
そこを通る瞬間はどこか緊張します。
国や、テントの中の女性たちが、この像にいかなる思いをかけ、訴えかけているか。
画面ではなくその空気感を肌で感じることの意味を改めて考えます。


ソウル
街の音を感じ取ってください。

翌日訪れた独立記念館でも、
その広大な敷地環境、巨大なモニュメントやミュージアムといった大規模な建造物などから、この施設に懸かる人々の思いの大きさがうかがえます。
植民地時代、韓国から見た日本がどんな風に描かれているか、それは日本語に訳された文章に顕著に表れており、いつもと違った切り口で知る歴史は面白いです。


独立記念館前
無数の国旗がたなびく。

印象的なものとして、

日本への米の積出港として栄えた群山市は再び訪れたいまちです。
日本人の拠り所として建設された東国寺をはじめ、日本風の伝統家屋がいくつも見受けられ、当時にタイムスリップしたような感覚があります。

また、このツアーでは文化体験も多いのが魅力的です。
茶道、木版印刷や紙漉き体験など今日まで受け継がれる伝統的な手法に触れることができます。
見聞きするだけではわからないし、肌での感触はずっと記憶に残り、深く文化を理解したいと思える時間です。


繋がるご縁
全北大学校での訪問は数々の出会いの場となりました。

日本語研究会の皆さんは、誰もが日本語スキルが高く驚くばかりです。
いつも気を配り、優しく接してくださり、現地の方々の心の温かさを感じました。


ビビンパ調理体験
日本語研究会の方もお手伝いに来てくれました。

国境を超えて人は深い絆で繋がることができる…
荒川先生とジョン・ヒチョル先生のように、ご縁を大切にし、共に活動できるような、お互いを高め合える関係が築ければ、いずれその輪は拡がり、国どうしの仲も徐々にほぐれてゆくのかもしれません。

それだけでなく、同じ宿に泊まり、交流した北九州高専生とは、たった数日なのに別れが辛くなるほどに仲が深まりました。
スタディツアー決行のため走ってくださった先生方、全北大学校の方々、北九州高専のみんな、そしてリーダーの私を支えてくれた明石高専のみんなに感謝します。

ここで生まれた「ご縁」を絶やさず、人のつながりを大切にしてゆきたいと思います。
この研修にご尽力いただいた皆様、本当にありがとうございました。


…これで報告書を終わります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

コメント

  1. もう卒業した國塩さん、見事に今年も素晴らしい学生たちが韓国で様々な体験をしてきました。
    その先鞭を見事につけてくれた國塩さん、本当にありがとう。
    更なる活躍を期待しています。

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